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お知らせ

レセ電ファイルORCA移行プログラム

Ubuntu22.04 WebORCA対応を行いました。rece2orca.0.1.4.tar.gz 2025/11/23
レセ電ファイルをORCAへの移行データに変換、一括移行するプログラムをバージョンアップしました。(2022/4/20) このバージョンアップにおきまして 株式会社ベイシス 様に検証のご協力をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

◎rece2orca.0.1.4.tar.gz 2025/11/23
・Ubuntu22.04 WebORCA対応
・後期高齢者2割対応
・低所得、レセプト特記事項テキスト出力対応 DATA/TEISYOTOKKI.TXT
◎rece2orca.0.1.3.tar.gz 2022/4/20
・保険証枝番対応
・レセ電データ、カナ氏名の姓と名の間のスペースを空けるように試みます。

自己責任でご使用ください。移行結果、作業システムの破損などに関しては一切責任を負いません。バグ報告、他社レセコンメーカのレセ電データ情報は歓迎します。

作成するファイル
・患者情報:PTINF.CSV
・患者病名:PTBYOMEI.CSV
・患者保険:PTHKNINF.CSV
・患者公費:PTKOHINF.CSV
・入力コード:INPUTCD.CSV
・自院病名コード:USERBYOMEI.CSV

必要なスキル
・ORCAへのデータ移行経験者
・日医標準レセプトソフト「データ移行仕様書」「データフォーマット編」を読んだことがある
・レセプト電算処理システム電子レセプトの作成手引きを読んだことがある
・PHPを多少理解する

性能
・小~中規模な医療機関様のレセ電データ1年分であれば1時間程度で移行完了します。
・ただし、レセコンメーカごとにレセ電ファイルの仕様がまちまちのため移行できる内容が異なります。

仕様、制限など
レセプトにない情報

京都府社保の京都府公費はレセプト請求ではありません。従いまして本プログラムでは抽出できません。

カナ氏名1

2018年4月診療分よりレコード認識情報「RE」の37番目にカナ氏名を入れることの協力依頼がありますが、入らないレセコンも多いようです。この場合、漢字氏名から変換を行いますが、以下の様な問題があり、手修正が必要です。
例:東→あずま、ひがしの判断はできない。
辞書にない姓名、氏名は■になります。
辞書はinclude/jinmei.txtであり、ここに追加頂ければ漢字氏名→カナ氏名の変換は追加されます。

カナ氏名2 Ver 0.1.3より
レセ電データ、カナ氏名の姓と名の間のスペースを空けるように試みます。その結果を7列目に入れます。
要設定:include/global.php → $KANA_ZENHEN = “y”;

漢字氏名
レセ電データは、すべてカタカナになっているレセコンがあります。

未コード化傷病名
ワープロ入力は、すべて未コード化傷病名と判断するレセコンがあります。本プログラムは、コードを付けるように試みます。従いまして未コード化傷病名が多い場合、処理に時間がかかります。

本人家族の判断
レセプト種別の「未就学」「家族」以外はすべて本人になります。
国保レセプトには本人家族のレセプト種別が無いため、全員本人になります。

公費
同じ法別番号で患者負担が異なる場合の判断は、ありません。ORCVTPTKOH.CSVの手修正をお願いします。

院外処方の薬剤
多くのレセコンで出力できますが、診療区分が「90」など異なるレセコンがあります。これを「21」「23」などへの変換が必要ですが、現在対応していません。

変換結果は保証できません。自己責任でお使いください。バグのご報告は歓迎します。

マニュアル(Ubuntu22.04 ORCA Ver5.2での例)
(1)php関連のパッケージをインストールしてください。
sudo apt install php php-cgi php-cli php-mbstring php-pear php-pgsql

(2)pg_hba.confの設定
sudo vi /etc/postgresql/14/main/pg_hba.conf

# IPv4 local connections:
trustに書き換え
host all all 127.0.0.1/32 trust

(3)PostgreSQL jma-receipt-weborcaの再起動
sudo service postgresql restart
sudo service jma-receipt-weborca restart

(4)ORCAマスタ登録の必須項目
101 システム管理マスタ→1005 診療科目情報
101 システム管理マスタ→1009 患者番号構成管理情報
104 保険番号マスタ→地域公費

(5)プログラムのダウンロード、フォルダ構成
wget http://www.sky.sh/dl/rece2orca.0.1.4.tar.gz
md5sum rece2orca.0.1.4.tar.gz
6fdd1e41945f4ce692d29242127caedc rece2orca.0.1.4.tar.gz ←であることを確認
tar zxvf rece2orca.0.1.4.tar.gz
cd rece2orca.0.1.4
chmod 777 DATA/ EUC/

フォルダ構成
DATA
実行後、確認用のデキストデータが入ります。漢字コードS-JISですので、EXCELなどでの確認もできます。

EUC
ORCAへの移行データが出力されます。

receden
レセ電データを置いてください。
社保国保、年月を含んだフォルダ名の中に、レセ電ファイルRECEIPTC.UKEを置いてください。
例:receden/Kokuho201910/RECEIPTC.UKE

(6)設定
漢字コードはEUCのため、geditで編集されるのが良いと思います。
include/global.inc
27行目までの変数、配列を設定してください。
・レコード認識情報「RE」14番目の何文字目(頭:0)から何文字が患者番号か
・患者番号桁数(1009 患者番号構成管理情報に要登録)
・レセ電データ、カナ氏名の姓と名の間のスペースを空けるように試みます。
$KANA_ZENHEN = “y”;
・地域公費法別番号(104 保険番号マスタに要登録)
・診療科番号(1005 診療科目情報に要登録)

include/kana.csv
入力コード、自院病名コードに使う、ローマ字変換テーブルです。

DATA/EXT_SRYCD.TXT
院外処方などのレセ電データにない診療行為コードは、「診療行為コード,名称」
の形式で記入すると、INPUTCD.CSVに含めることができます。

userbyomei.php
USERBYOMEIを作成する診療開始日の最小値。あまり昔に付けた病名を病名入力コードの対象としないため。
$SRYYMDMIN=”20141201″;

自院病名コード(USERBYOMEI.CSV)を作成するための患者病名出現頻度。userbyomei.php実行後のUSERBYOMEI.CSVの行数を見て調整してください。3~5位でいいかもしれません。
$USERBYOMEI_NUM=1;

(7)/etc/jma-receipt/ORCADC.PARAの設定、設置
データ移行作業仕様書をお読みください。

(8)プログラムの実行
レセ電ファイルの漢字コードをEUCに
php -q sjis2euc.php

患者情報、患者病名、患者保険、患者公費の作成
sudo -u orca php -q rece2orca.php

入力コードの作成
sudo -u orca php -q inputcd.php

自院病名コードの作成
sudo -u orca php -q userbyomei.php

ここで、EUCフォルダに移行データが完成します。
中身をチェックしてください。

ORCAに纏め移行。レセ電データも移行します。最初から纏めて移行するのはエラーの問題で難しいと思います。DBのバクアップを取りながら数行ずつ実行するのが良いと思います。
sudo -u orca php -q exec.php

(10)その他情報

DATA/COMMENT.TXTコメントの集計
DATA/NOSRYCD.TXT診療行為コード有効期限切れ
DATA/TEISYOTOKKI.TXT低所得、レセプト特記事項
DATA/rebyomeicd.txt移行病名、編集病名
syosin.php初診算定日挿入、移行後に実行
syosinadd.php初診算定日再挿入、移行後に実行
saisyucom.php初診算定日再修正、移行後に実行
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